「ブログでSEO上位を狙うには文字数はどれぐらい書けばいいんだろう」
とお悩みのあなたにまずお伝えしたいんですが、何文字まで書けば完成という記事の作り方はいますぐやめて下さい。
記事完成の基準として文字数よりも大切にすべき「検索意図を満たす」ということについて解説します。
目次
【前提】SEO上位のブログ記事は2,000文字以上がほとんど
とはいえ、前提として何かしら文字数の目安が欲しいんですけど??という人のために言っておくと、
だいたい2,000文字程度がSEO上位に入ってこれるかなという最低ラインです。
もちろんどの検索クエリを狙っているのかによっても上位ページの平均文字数は変わってきますが、とりあえず少なくとも2,000文字は必要と考えてしまっていいです。
2020年現在では検索ボリュームの大きいクエリの記事で、その周辺の小さなクエリも全て対策しているケースが多い印象です。
その結果、文字数が5,000〜10,000文字以上の長文になっている記事が1位~3位あたりにいるのをよく見ますね。
ただ、2,000文字以上書ければ内容次第で10位以内に入れるかなという最低ラインには到達します。
とりあえず何かしらの記事完成ラインが欲しい人は2,000文字と覚えておきましょう。
2,000文字も書くことないんですけど!???という方は「SEOブログの書き方」の記事を読んでみてください。
SEO対策をしながら記事を書いていく方法を7つのステップで解説しています。
ブログSEOで文字数は重要じゃない
ここからが本題です。
SEOから集客を狙うブログ記事の完成ラインは文字数では決まりません。
なぜなら何万文字買いたところで検索クエリに対するユーザーの検索意図を記事で満たすことが出来ていなければ、その記事はユーザーにとって無価値だからです。
例えばあなたが「仮面ライダー 何代目」で調べたとしましょう。
ここで知りたいのは今の仮面ライダーが何代目の仮面ライダーなのかです。
そして検索結果の1番上のページを開いてみたら最新の仮面ライダーについて3万文字で超詳しく書いてある記事が出てきたとします。
ただ、どれだけ読み進めても今何代目の仮面ライダーなのかという情報が出てきません。
そしたらあなたはきっと途中で読むのをやめて2番目、3番目の記事の方に移動しますよね。
極端な例ですが、「日本 歴史」で調べるとします。
ここで知りたいのは「日本という国がどういう風に出来て、どういう歴史をたどって今に至っているのか」です。
実際に1ページ目の記事を開いてみると何やら邪馬台国の卑弥呼様の時代のことから詳しく解説してくれています。
説明も分かりやすいので読み進めていると、突然平安時代の章で記事が終わってしまいました。
これ以降にどんな歴史があるのかどうやって今の日本が築かれたのかについて知ることは出来ませんでした。
つまり、どれだけ多くの文字数を書いても、説明が上手で分かりやすい記事でも、ユーザーの検索意図が満たされなければユーザーにとってその記事は無価値なんです。
逆に言えばユーザーの検索意図を満たすことさえできれば、(極端に言えば)文字数が100文字だけだったとしてもユーザーにとって価値のある記事ということになります。
「ブログSEOでは文字数は重要じゃない」という言葉の意味が伝わったでしょうか。
ブログSEOで文字数よりも大切なのはユーザーの検索意図
ブログで記事を作成する真の目的はユーザーの検索意図を満たすためであるべきです。
最終的にはブログでお金を稼ぎたいんですが、残念ながら記事を作成するときはユーザーファースト、ユーザー第一でコンテンツを作らないと一向に稼げるようにならないのが現実です。
ユーザーの検索意図は4つに分類できる
Googleの検索エンジン、特にスマホで検索する場合ユーザーの検索意図というのは、大きく4つに分けられます。

Think With Google「4 new moments every marketer should know」
- 「知りたい欲」ー例)「初代総理大臣」
- 「行きたい欲」ー例)「鎌倉 車」
- 「したい欲」ー例)「うさぎ 餌やり」
- 「買いたい欲」ー例)「靴下 通販」
検索クエリごとにユーザーの検索意図は異なるはずです。
事実、Googleはこれら4つの分類ごとに検索結果画面の表示を区別しています。
つまり僕らブロガーは各検索クエリがどの分類に当てはまるのかを判断し、適切な情報を適切な形式でユーザーに提供することでユーザーの検索意図を満たすことを目指して記事が大切だということです。
検索クエリごとの検索意図を見つける方法
検索クエリを見てユーザーがどんな情報を求めているのかを想定できれば上級者レベルですが、やはりどうしても最初は難しいです。
長年ブログをやっている人でも難しいと思います。
では、どうやって検索意図を見つけるのかというと「上位ページを漁ります。」
狙っている検索クエリで実際に検索してみてください。
100%の確率ですでに上位10記事がそこに鎮座しています。
上から順に10記事開いていって見出し名を抽出していってください。
複数の記事で同じようなことが書かれていると思いますが、それこそがユーザーが求めている情報、つまり検索意図です。
詳しいやり方はSEOブログの書き方のステップ3「見出し構成の作成」で解説します。
細かい文字数目安が欲しいなら競合調査しよう
んなこと言っても記事を書き始めるときに目安になる数字が欲しいからやっぱり文字数意識したいぜという方に朗報です。
その記事で習っていくクエリで一度検索してみてください。
上位10記事の文字数を平均してその文字数を目安にすればいいです。
正直、上位10記事の中で一番文字数が少ない記事よりも文字数が少ないとほぼほぼ上位表示を狙うのは無理です。
最低でも一番文字数の少ない記事よりは情報量を増やすようにしましょう。